<STORY>
まるくて、やさしい
『Mjuk(ミューク)』にはスウェーデン語で「優しい、心地よい」という意味があります。
その名の通り、デザインは柔らかく優しいフォルムで形成されており、あえて節が入った突板を採用することで自然な素材感を感じられるよう表現しています。
<職人の手仕事>
尖った角が無く丸みを帯びたデザインは、機械加工だけでは表現できないため職人たちがひとつひとつ手作業で作り上げています。小さなお子様にも安心して木のぬくもりに触れさせることができる、やさしさ溢れる家具です。
木は水分を含むと多少膨張します。本体の四方に使われている無垢材が膨らんでしまった時に、天板側に影響が出ないよう、木目方向を見極めて向きを決めて取り付けます。僅かな木目の違いを、職人がひとつひとつ見極めていきます。
天板と側板の前面は、ゴム系のボンドを用いて手作業で無垢の面材を貼っていきます。商品の内部はプリント化粧仕上げになっているため、面材がズレてしまったら修正ができません。職人の指先の感覚で、ズレのないように貼り付けていきます。
カットされた材料は、そのままだと欠けてしまいやすいので、手作業で小さく角を落とします。削った面が大きすぎると、組み付けた時に目立ってしまいますので、必要最小限に抑えて削っていきます。
無垢材と合板を接合したら、それらの凹凸を削る作業にかかります。鉋を用いて段差が0.5mm以下になるまで慎重に削り落としていきます。これは、熟練の職人でないと出来ないとても難しい作業です。
鉋でギリギリまで段差をなくしたところを回転サンダーでその段差をほぼ0にします。少しでもやりすぎてしまうと、合板の突き板まで削り落としてしまうため、こちらも熟練された経験が必要な作業です。
天板と・側板の面材のラインが滑らかに繋がるように、研磨していきます。曲面同士が綺麗に繋がるように、手作業で微調節を加えながら削っていきます。
<天然木ならではの質感>
木にはそれぞれ違う個性があります。
ミュークにはその個性を楽しんでいただくため、あえて「節」の入った突き板を使用しています。
強化紙やプリントと違い、木目・色・節の大きさ・形など全く同じものは2つとありません。それぞれが世界でたったひとつの「顔」を持った家具です。
チーク・マホガニーと並び、「世界三大銘木」のひとつと言われるウォールナット材。
木目の美しさや色合い、経年変化したときの深みのある風合いなどから、古くから高級家具や、ヴァイオリン・ピアノなどにも使われてきました。
イギリスで古くから『King of Forest(森の王)』、ギリシャ神話の中では『聖なる木』と呼ばれ親しまれてきたホワイトオーク。
木肌は中程度から粗めの堅い木材で、木目が美しくはっきりしています。
家具だけでなく、ウイスキーやワインの樽の材料としても使われています。
<SPEC>
こちらの商品はミューク サイドボードの<脚タイプ>です。
カラーはウォールナット・オークからご選択いただけます。
サイズ:W1,200/D450/H850mm(mm)
素材:本体 突板/脚 無垢材
・OKAWA The Future Furniture「第24回新作デザインコンペ」国土交通大臣賞
・材料・塗料はF☆☆☆☆のものを使用しています。