■大川木工まつりについて

大川木工まつりとは。
大川市は筑後川の下流に位置し、約480年前、筑後川上流の木材が筏にして運ばれ、大川木工の祖・榎津久米之介が船大工の技術を活かして指物を始めたことが起源といわれ、現在では全国でも有数の家具生産地になりました。 「大川木工まつり」は昭和24年、榎津久米之介の400年忌を記念して開かれたのが始まりで、令和元年に第70回を迎え、大川市最大のイベントとなっています。  
大川木工まつりとは。
 期間中は、家具メーカー約200社による家具等の展示販売をはじめ、全国建具展示会受賞作品や大川家具の職人の技術とセンスが詰まったネコ家具などを展示し、大川職人メイドの技術の高さを一般消費者に発信しています。 他にも、親子木工教室、小学生木工工作展、高校生作品展などを実施し、伝統継承と次世代育成にも尽力しています。
大川木工まつりとは。
 また、大川木工は伝統工芸品も数多く残っており、その中でも大川総桐タンス、大川彫刻、大川組子、掛川は福岡県特産工芸品に指定されており、この大川組子に興味を持ってもらうためコースター製作体験や組子ラケットを使用した木卓球も行っています。
大川木工まつりとは。
 他にも、大川が誇る作曲家、古賀政男先生が作曲され、市内小学校で習う「大川木工音頭〈大川よかたい〉」での市民総踊り、椅子製作などの木工体験や丸太引き競争などの体力系イベント、屋台フリーマーケットやステージイベント、パレードなど、見て、食べて、体験して、来場者が木工まつりの魅力を感じることができるイベントを展開しています。
大川木工まつりとは。
 まつり前日には願蓮寺で大川木工の祖、中興の祖、現代家具の祖の報恩供養と、約1,800年前に創建された風浪宮本殿でインテリア産業の振興発展とまつりの盛会を祈願する神事が行われます。
木工まつりは大川市内外の多くの方に来場していただいており、リピーターも多く、2019年には来場者が過去最高の20万人を記録しました。今後も全国に元気を届けられるよう未来に繋がるまつりを開催します。 大川木工まつりとは。